COLUMNコラム

経理ソフトの選び方

みなさんの会社では、経理ソフト選びはどのようにされていますか?

 

操作しやすさ、機能の充実さ、価格、レポーティングの多さ、・・・など

様々な検討軸があるかと思います。

 

まず、経理ソフトには大きく分けて以下の3つがあります。

1.パッケージ型:従来の一般的なソフトウェアで、オンライン接続せずに起動、操作。買い切りで安価

2.  クラウド型:クラウドを利用した会計ソフトで、定額制で比較的安価

3. 基幹システム:主に大企業向けで、営業管理、在庫管理など様々なシステムと連携。とても高額

 

この中で、スタートアップ、ベンチャー企業の方には2.をおすすめしています。

① 仕訳の自動化が可能で、入力作業を大幅に軽減可能

② リモートアクセスが可能であるため、オフィス外でも作業、閲覧可能

③ 外部者(顧問税理士など)がリアルタイムにデータ閲覧可能

④ データ保管用のサーバーが不要

 

さて、クラウド型の経理ソフトといっても、現在たくさんのソフトが存在していますが、

今回はTOP3の(1)freee、(2)MFクラウド会計、(3)弥生会計オンラインを比較したいと思います。

細かい機能面や価格面は、他のサイトを参考にして頂くとして、

ここでは、少し長い目で見て、「IPOを目指す会社の経理ソフト選び」について書きたいと思います。

 

上場審査場は、経理ソフトに関して

・仕訳の承認、ロック機能

・仕訳入力の権限設定

・バックアップ機能

が求められています。

 

現状(2019/9時点)で、上記の機能を標準で実装しているのは

freeeのエンタープライズプランのみだったので、「上場準備にはfreee」・・・とこれまでお話ししていましたが、

どうやらMFクラウド会計も今冬に上記機能を実装するようです。

 

因みに、上記の機能は、別のシステムを組み合わせれば実現可能なので、

上場準備に際して、コスト増とはなりますが、経理ソフトを必ずしも変更する必要はありません。

 

経理ソフトの切り替えは、手間がかかるし、慣れる時間もかかるため、

価格面だけでなく、出来るだけ切り替えが起こらない

「先を見据えたソフト選定」が重要です。